絵は、時間つぶし、絵では食べていけない、子供のお遊びと思ってはいませんか
おはようございます。
いつもコロリエにご理解とご協力をいただきありがとうございます。
今日は、『絵を描くこと』についてお話させていただこうと思います。
一般的に、保育園や幼稚園までは絵をかいたり、歌を歌ったり、お遊戯したりと情操面に影響を与える活動を毎日みんなで楽しく行っていますね。子供たちは絵をかくのが大好きです。

しかし、5~6歳ごろから世間も家庭も少しずつ記憶偏重の教育活動に変化し始めます。 小学校に入ると、こくご、算数、理科、社会に多くの時間を取るようになり、あんなにみんなでお絵かきして楽しかったのに、授業としての図工となると周りのみんなや先生、お母さんやお父さんの評価が気になり始めます。
8歳ごろになると自分がうまくできないと気が付き劣等感が生まれ、画用紙の前で出された課題にたいして、なにをどう形にしてよいかわからず、固まっていくようになります。

それが後にじぶんのことを「絵心がない」と決めてしまうターニングポイントといえるでしょう。
絵が描けないというレッテルを自分で貼って、できないから嫌い、苦手、やらないそんな風に大人になっていったのではないでしょうか?
絵心があるという素晴らしい素質を持った方以外は皆さん同じようなルートをたどります。
一方、親が絵を描いている、手芸やDIYをしている、料理を手伝わせているなど、家庭の中で創造する環境のなかにあれば、何かを作り出すことが日常となります。何気ない日常の中で、目的達成のためにどうしたらできるかを考える力が習慣化して「絵心がない」というレッテルを張ることもなく大人になれるような気がします。
たとえば料理を、ただ手伝わせるのではなく「今日はあれが食べたい」→「材料は何がいる」→「作る順番」そういったことを一緒に考えることでゴールに向かっての組み立てが備わっていくと思うのです。子供達には絵画教室に通わなくても楽しみながら一緒にゴールを目指す何かを体験させてあげてほしいものです。
ほとんどの大人は絵が苦手と言います。
私が指導している方もしかり、今まで筆など持ったことないという方が多いです。
しかし、「今日はあれば食べたい」と同じように「こんな絵に仕上げたい」と自分の中にしっかりゴールを持てれば、8歳の絵が苦手な頃からやり直すことができると思います。
そういう思考経験が、のちに職場で与えられた課題に対応し、仕事のできる社会人に育っていくのかもしれません。
絵は、時間つぶし、絵では食べていけない、子供のお遊びと思ってはいませんか?
絵は、
空間認識、構成力、集中力、耐久性、色彩心理、
物のとらえ方、脳活・・・
本当に様々な活動や精神活動にも影響を及ぼす
素晴らしいものです。
「絵を描く」ことが及ぼす影響を感じ、多角的にとらえていただきたいものです。
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現在全国でそのノウハウを学ぶ講師候補の皆さんが学習中です。
今後誕生する講師の皆さんと一緒に、失われた小学校3年生のターニングポイントからのリスタートお手伝いします。
そのやり直す方法